転職活動には自分の目標を見失わない主体性が必要。
契約社員として長期間、事務員として某会社で働いていましたが、会社の業務編成により部署自体が潰れることとなり、職を追われました。会社を退職し、そこから数ヶ月間、根気強く就職活動をしておりましたが採用のお返事を貰えず、約6ヶ月間、無職の状態となりました。
そこで地元のハローワークの職員より紹介していただいた転職エージェントへ相談することとなりました。ハローワークからの紹介でしたので、恐らく安心してサポートしてくれるだろうという気持ちで決めました。私がお世話になった転職エージェントは1社のみでしたが、こちらは私一人に対してキャリアコンサルタント専属1名の方が付き、各業種に対する訓練セミナーの開催、著名人招致による一般人参加型のオープンセミナーの開催、パソコン・プリンターでの印刷を無料で行なう事のできるサービス、面接のロールプレイ・履歴書や職務経歴書、添え状の書き方などを指導してくれるサービスを受けられました。
特に一番手厚かった内容は、面接のロールプレイと履歴書などの応募書類に関する添削です。面接のロールプレイは、同時期に入ってきた方々と就職エージェント側のスタッフさんが混ざり、面接官になったり、面接を受ける側になり、それぞれの立場から得られる理解を書き出し、訓練してゆく形式でした。応募書類の添削は、キャリアコンサルタントの方と1対1で行ないました。
もちろん、転職エージェント側からの求人紹介もありました。こちらの会社は、他企業から求人の情報を持ってくる営業担当の社員もおり、その方々から、先方企業の仕事場や人事採用担当者の雰囲気を詳細にお伝えしてくれるほど、手厚いサポート体制がありました。最終的に、求人紹介して頂いたその会社へ内定が決まり、就業をする合意へ至りました。しかしながら、その会社で就業した期間は6ヶ月で、会社同士の統廃合が発生し、求人紹介して頂いた時の業務内容とはかけ離れたものとなり、依願退職せざるを得なくなりました。
現在は私一人で再度、就職活動を行ない、自分で選んだ会社で働いておりますが、転職エージェントへの相談を経験してわかった事は、忙しくなると相談者はある意味お客様ではありますが、プレッシャーをかけて早く就業させようと急かされる場合があり、私は職業訓練で知識や技能を得たい気持ちはあったのですが、求人情報があれば「優先して受けてみなさい」と、悪い意味で前へ押し出す傾向もあります。ちなみに、転職エージェントへ相談していた期間は約2ヶ月です。ある意味、主体性が転職エージェント側へ取られてしまう構図になりやすいので、相談する際は自分自身の目標を失わないように心がけることも必要だと思いました。